債務整理後のキャッシング

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監修:國弘 泰治
國弘泰治

経歴
MBA・FPオフィスALIVE代表
2011年4月大手流通企業入社するも3か月で退社する
2011年7月実家の酒造会社で販売部門へ入社し、同年9月に店長となる
2014年9月酒造会社を退職し、福岡の投資マンション販売企業に入社し、1年半で退職する。
その後フリーターをしながら、FP資格を取得し、2017年10月にFPオフィスALIVEを開業し、2021年4月に事務所名がMBA・FPオフィスALIVEとなり、現在に至る。

取得資格
MBA(経営学修士:2011年)、2級ファイナンシャルプランニング技能士、AFP(日本FP協会)、日本学生支援機構認定スカラシップアドバイザー

ホームページ
https://fp-office-alive.amebaownd.com/

債務整理後のキャッシング

リボ払いの仕組みを理解してきた頃、私は再々キャッシングをすることに。お金に困っている友人と再会したことがきっかけです。

決してお金にゆとりがある生活をしているわけではないので、いくら困っているからってお金を貸せる余裕はないのに・・・債務整理前に作ったカードを利用することにしました。

旧友との再会

友達と呼べる友達が少ない私ですが、幼稚園から中学校まで同じだった幼馴染Tがいます。

Tとは高校が別々だったけど、私が夜の世界で働くようになる前まで仲良くしていました。

そのTと何年かぶりに再会したのは私が23歳くらいの頃。夜の世界から抜け出し、借金を完済して、味わったことのない達成感を感じていた頃です。

偶然コンビニでばったり会いました。

地元が同じなのでコンビニで会うくらい普通ですが、私は地元に寄り付かないようにしていたので再会した時はとても興奮しました。

中学時代までは毎日のように遊んでいたのに、高校に進学してから少しずつ疎遠になって、高校を卒業した頃にはお互いどこで何をしているかさえも知らない関係でしたが、この再会をきっかけにお互い連絡を取り合うようになりました。

何年も会っていなかったので、会っていなかった間にお互い何をしていたのかとか、当時私は彼氏と別れたばかりだったこともあり恋愛話で盛りあがっていたんだと思います。

Tの両親は、Tが小学生の頃離婚していて、母親一人でTと妹を育てていました。しかも母親は病気がちだったので、Tは中学生の時からお母さんをいたわっていたのを覚えています。

そんなお母さんの調子を聞くと【あまりよくない】という回答。【深く聞かないで】というような表情をしたのでそれ以上は聞きませんでしたが、

その時にキャバクラ時代に仲良くなったB子を思い出しました。B子がお金を貸してほしいと言ってきた時、お金が必要な理由を【お母さんが病気になった】と言っていたんです。

B子は姿を消してしまったので、その理由が本当かどうかはわからないけど、Tはお金に困ってはいないのかな?と気になりました。

この時の私は借金を完済して気持ちに余裕があったので、もし困っているなら助けになりたいと思ったんです。

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過去の告白

Tと再会して数回食事に行き、お互い連絡を取るようになったものの、私は再びキャッシングに手を出して自分のことでいっぱいいっぱいでした。

なのでせっかく再会したにもかかわらずTとの楽しい時間から遠ざかっていました。債務整理をして少し落ち着いた頃、私がバイトしていたコンビニにTが偶然来店。

知り合いに会わないように地元から離れたコンビニでバイトしていたので、会った時は驚きました。しかもその時の私は、Tから何回も食事に誘われていたのに

【最近忙しいから無理なの】と断り続けていたので、そこでの再会はとってもきまづかったです。Tに会いたくないわけではなかったけど、【返せないかも】という焦りから空回りをしていた時だったので、会う余裕がありませんでした。

久しぶりに会ったTは、誘いを断り続けていた私に問い詰めることもなく、また、私がバイトしている理由も聞かず【久しぶりに会えてよかった!】と。

そして【また落ち着いたらご飯行こうね!】と言って帰っていきました。この時私はTになら、私のことを打ち明けられるかもしれないと思い、数日後、私が隠していた、借金があったこと・それを完済したのにまたキャッシングをしたこと・返せなくなって債務整理したこと等告白しました。

Tはすごく驚いていたけど、【大変だったね】と声をかけてくれて、その目には涙が。すると突然Tの方からお母さんの病気の話を泣きながらしてきました。

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治療費をキャッシング

Tのお母さんの病名は乳がん。Tが20歳の頃に見つかり、即手術したものの最近になって再発。

現在(その当時)抗がん剤で治療中とのこと。中学時代に体の具合が悪かったのは、単なる過労で、乳がんは関係ないそう。

私は自分の身内にがんを患った人がいないので、抗がん剤治療の大変さは分からないけど、薬に慣れるまでは副作用でものすごい吐き気に襲われたり、髪の毛が抜け落ちて精神的に参ってしまうそうですね。

漠然と【大変そう】と思ったものの、実際Tがどれくらい苦労したのかは想像できません。私もいろいろ大変だったけど【自業自得】です。誰かのせいで債務整理することになったわけではなく、全て自分のせい。

だけど、Tは誰かに頼ることもできず、妹と少ない身内で大変な思いをしながらお金を工面していることを知りました。【私にできることは何かある?】と聞いたら、【また話を聞いて!聞いてくれるだけで気持ちが楽になる】と。

聞くくらいしかできませんが、その後会うたびにTのお母さんの病状を話してくれるようになりました。再会から3年くらい経ったころ、Tから【お金を貸してほしい】と連絡が来ました。

いつか頼まれるんじゃないかと思っていたのでその連絡にはあまり驚きませんでしたが、いざお金を用意するとなると悩みました。完済して気持ちに余裕はあったけど、経済的に余裕があったわけではなかったからです。

お金が必要な理由は当然治療費です。いくら必要か聞いたところ20万くらいとのこと。何年かかっても必ず返すから貸してほしいと頼まれました。

私が債務整理をしたのを知っているし、お金を持ってないことも知っているのに頼ってくるなんて、相当困っているんだと分かります。考えた末に20万円貸すことにしました。しかし私に20万円もの余力はありません。

ではどうやってお金を用意したのか。実は審査だけ通して使っていなかったカードを残していたんです。もう二度としないと誓ったキャッシングですが友人の為に利用することにしました。

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特別企画:債務整理女子のキャッシング日記【目次】