りそなプレミアムカードローンを徹底検証
りそなプレミアムカードローンは、りそな銀行の低金利カードローンです。
以前は年収制限がありましたが、現在は間口が広くなっており、20歳以上60歳未満で安定した収入があれば、パート・アルバイトでも申込可能です(専業主婦・学生不可)。
ウェブ申込みは来店不要で、審査結果も最短2時間で分かります。ただし、契約は郵送または来店で行いますので、来店できない方は融資までに1週間程度かかります。
契約までにりそな銀行の普通預金口座を開設する必要がありますが、申込の時点では必要なく、融資が決まってから来店・郵送にて作ることができます。
オリックスクレジット株式会社が保証会社になるので、担保・保証人は不要であり、年会費などは一切かかりません。それでは、りそなプレミアムカードローンの詳細について見てみましょう。
年3.5%~12.475%の低金利カードローン
りそなプレミアムローンの金利は限度額ごとに設定されており、50~800万円まで10コースあります。
審査の上そのうちの1つのコースが適用されますが、後日増額融資などでコース変更することもあります。
限度額(コース) | 実質年率 |
800万円型 | 3.5% |
700万円型 | 4.0% |
600万円型 | 4.5% |
500万円型 | 4.9% |
400万円型 | 5.5% |
300万円型 | 7.0% |
200万円型 | 9.0% |
150万円型 | 11.5% |
100万円型 | 11.5% |
50万円型 | 12.475% |
一般的なカードローンの上限金利は、消費者金融が年18%、銀行系カードローンが年14%程度ですので、年12.475%はとても低金利です。
限度額の上限も800万円と高額であり、おまとめローンなどで低金利・高額融資を受けたい方にもおすすめです。
- ●おまとめローンにもおすすめ!
総量規制の対象外ですので、年収の3分の1という規制なしで融資を受けることができます。
ただし、りそなプレミアムフリーローンを契約している方は、フリーローンと本ローンの借入限度額の合計が800万円以内となります。
住宅ローン契約中の方は金利引き下げ
りそな住宅ローンを利用中の方で「マイゲート」をご契約中の方なら、上記金利から年0.5%引き下げられます。たとえば400万円型を契約した場合、年5.5%から年5.0%になります。
- ●マイゲートとは?
マイゲートとは、りそな銀行のインターネットバンキングです。
りそな銀行の普通預金口座をお持ちの方であれば、誰でも無料で契約できます。
ただし、カードローンの取引口座と住宅ローンの取引口座は同一口座を指定する必要があります。
他社と比較しても金利が低い
金利が低いと言われても、比較がないとピンと来ない方もいるでしょう。そのため、同じメガバンクである三菱UFJ銀行カードローン(バンクイック)と簡単に比較してみます。
バンクイックは限度額500万円、年1.8~14.6%(変動金利)のカードローンです。
限度額100万円以下で比較すると、バンクイックが年12.6~14.6%であるのに対し、りそなプレミアムローンは100万円型が年11.5%、50万円型が年12.475%ですので、りそなの方が上限金利は低くなります。
限度額500万円で比較すると、バンクイックは限度額400万円超500万円以下で年1.8~6.1%になるのに対し、りそなプレミアムローンの500万円型は年4.9%になります。
バンクイックは金利の幅が大きいので一概に言えませんが、通常は高い金利が適用されるので、りそなの方が低金利になる方が多いでしょう。
- ●金利の見直しに注意
ただし、どちらも変動金利ですので後日金利が変わる可能性があります。
りそな銀行の金利見直し期間は毎年2回、7月と1月に行われますが、金融情勢に合わせて随時見直される可能性があります。
最低限度額は50万円と高め
当カードローンの最低限度額は50万円です。限度額を10万円や20万円に設定することはできません。限度額とは借入できる金額の上限であり、実際に借入する金額はそれより少なくても大丈夫です。
提携ATMでは1,000円から借入可能ですので、限度額が希望融資額を上回っている分にはさほど問題はないでしょう(カード情報の不正利用には注意)。
- ●アルバイトに不利?
ただし、最低限度額が50万円ですと、年収の低いパート・アルバイトの方は厳しいかもしれません。限度額10万円であればすんなり審査に通る人も、限度額50万円だと審査に通らない可能性が出てきます。
総量規制の対象外ですので、限度額の3倍の年収(150万円)がないといけないということはありませんが、ある程度安定した年収が求められます。
- ●クイックカードローンの方が通りやすい
りそな銀行のもう1つのカードローンに、限度額30~200万円のクイックカードローンがあります。
こちらは年9.0%~12.475%の低金利ローンであり、最短2時間で審査回答が出ます。
パート・アルバイトの方は、最低限度額の低いクイックカードローンの方が審査に通る可能性は高いでしょう。
来店不要で契約できる
カードローンの申込手続きはインターネット(PC・スマートフォン・タブレット)で行えます。公式サイトでは24時間申込受付しており、土日祝日でも手続きできます。
利用条件によっては来店が必要になる場合もありますが、基本的にネット、郵送で手続きが完了するので、お近くにりそな銀行がない方、忙しくて来店する時間がない方にも安心です。
- ●審査回答はメールでスムーズ
審査回答にかかる時間は最短2時間であり、連絡時間帯は10時~17時(状況によっては翌日以降)、メールまたは電話で回答を行います。
申込時にメールによる回答を希望できますので、回答をスムーズに受け取りたい方におすすめです。
電話の場合、自宅・勤め先・携帯電話から希望先を選び、連絡が付かない場合は郵送での連絡となります。
カードローンの契約では年会費、手数料などは一切かからず、途中キャンセルも可能です。
必要書類が少ない
ウェブで申し込む場合、申込時点で必要な書類はありません。
申込フォームで必要事項を記入したら、仮審査が始まります。
仮審査では、申込人の属性(収入や職業などの個人情報)がローンの利用基準を満たしているか審査します。
- ●本人確認書類
仮審査に通過し、融資の可能性が高くなった場合に、本人確認書類が必要になります。
本人確認書類は、運転免許証(運転経歴証明書)、バスポート、健康保険証、住民基本台帳カード、在留カード、特別永住者証明書のいずれか1点であり、運転免許証がもっとも信頼される書類になります。
- ●収入証明書類
もしも300万円以上の借入額を希望する場合は、収入証明書類も必要になります。収入証明書類は、住民税決定通知書、課税証明書、納税証明書、源泉徴収票のいずれか1点です。
消費者金融の場合、50万円を超える申込では収入証明書類の提出が法律で義務付けられていますので、50万円以上借りたい方におすすめです。
申込人の属性によっては、300万円以下でも必要になるケースもありますが、原則的に本人確認書類だけでよいので、用意する書類が少なくて手続きが簡単です。
書類の提出方法は、ウェブ契約であれば画像、郵送の場合はコピーを送ります。
- ●本審査では在籍確認がある
本審査では、書類の確認以外に勤務先への在籍確認が行われます。
在籍確認では、申込人が申告した勤務先に電話をかけて、本当に勤務しているのか確認します。
銀行カードローンの大半は銀行名を名乗って電話をかけますが、りそな銀行は担当者の個人名で電話をかけてくれるので、カードローンの在籍確認であることは他の社員に伝わりません。
口座開設する方法
当カードローンはりそな銀行口座が返済用口座となりますので、審査通過後、口座を開設する必要があります。
もしも口座がない場合は、郵送または来店にて口座を開設します。郵送手続きであれば来店する必要はありませんが、郵送で開設できるのはインターネット通帳(TIMO)のみとなります。
インターネット通帳では、紙の通帳を発行せずにインターネット上で取引履歴を確認します。
取引にはインターネットバンキング(マイゲート)を利用しますので、マイゲートとの同時登録になります。
郵送だと書類の送付に時間がかかりますが、来店手続きであればその場で口座開設することができます。
- ●口座開設後の手続き
口座開設後に本契約を行いますが、契約も郵送または来店での手続きとなります。
郵送の場合、自宅に「申込書兼契約書」が郵送されるので、そちらに記入の上返送します。
急ぎの方は審査通過後、来店での口座開設、契約手続きをおすすめします。
自宅への郵送物
審査に通過すると、「申込書兼契約書」が送られてきます。書類を返送すると、本契約完了となり「<カードローン>お借入極度額設定のご案内」通知書が送られてきます。
また、カードローンを利用すると3ヶ月毎に「カードローンお取引照合表」が送られてきます。
- ●キャッシュカード1枚でOK
郵送にて口座開設した方は、キャッシュカードが送られてきますが、すでにりそな銀行の口座がある方は、キャッシュカードにカードローン機能が追加されるので、新たにローンカードが発行されることありません。
自動融資機能が付いている
当カードローンには、自動融資機能が付帯しています。自動融資機能は、口座が残高不足の際に、カードローンから利用限度額の範囲内で自動融資されるサービスです。
たとえば、預金残高5万円の状態でATMから10万円引き出そうとしても、普通は5万円しか引き出せません。
しかし、自動融資機能があれば、カードローンから5万円の融資が行われ、スムーズに10万円を引き出すことができます。
クレジットカードなどの引落しで残高不足になりそうな場合も、自動融資が行われるので、残高不足で引落しできなかったという状況を回避できます。
もちろんカードローンで10万円借りて、預金残高をそのままにしておくこともできます。
利用できるATMと手数料
全国のりそなATM(りそな銀行、埼玉りそな銀行、近畿大阪銀行)、ゆうちょ銀行ATM、セブン銀行、ローソンATM、ファミリーマート、バンクタイムなどのコンビニATMが使用できます(コンビニの場合、店舗によってカードローンを利用できない場合があります)。
りそなATMは、平日8時45分~18時まで無料であり、それ以外の時間帯・土日祝日は110円の手数料がかかります。
りそなATM以外の提携ATMでは、平日8時45分~18時まで110円、その他の時間帯で220円の手数料がかかります。
- ●ATMの利用方法
カードローンの利用方法は、ATMの「カードローン」メニューを選択して、「ローン借入」又は「返済」を選択します。
約定返済は口座引落しで行われますので、ATM返済は随時返済(追加返済)の場合のみになります。随時返済しても約定返済は必要になりますので、間違えないように注意しましょう。
毎月の返済方法
カードローンを利用した場合、基準貸越残高をもとに約定返済額が決まり、毎月5日に引き落とされます。
利用者の口座から自動的に引き落とされるので、前日までに入金しておけば大丈夫です。
約定返済額が決まるタイミングは、毎月5日の3営業日前であり、残高スライド方式によって決定します。具体的な金額は以下の通りです。
残高 | 返済額 |
50万円以下 | 1万円 |
50万円超100万円以下 | 2万円 |
100万円超200万円以下 | 3万円 |
200万円超300万円以下 | 4万円 |
300万円超400万円以下 | 5万円 |
400万円超500万円以下 | 6万円 |
500万円超600万円以下 | 7万円 |
600万円超700万円以下 | 8万円 |
700万円超800万円以下 | 9万円 |
当カードローンはパート・アルバイトでも申込可能ですが、最低返済額が1万円ということからも、安定した収入がある方を対象としていることが分かります。
そのため審査基準は少々高めであり、実際に利用可能となった場合も、失業などで収入源を失うことがないよう十分注意しましょう。
利息は日割り計算ですので、資金に余裕があればATMで随時返済することをおすすめします。
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